江差線(木古内〜江差間)の鉄道事業廃止届けが提出されました

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鉄道ジャーナリストの中嶋茂夫です。

2013年4月26日、JR北海道が国土交通大臣宛に江差線(木古内〜江差間)の鉄道事業廃止届けを提出しました。
廃止予定日は2014年5月12日になります。

江差線(木古内〜江差間・42.1km)は、昭和62年度の輸送密度253人/日を最高に、年ごとに減り続け、平成23年度には41人/日まで下がっていました。

1日6往復、12本の列車の運行ですので、1本あたり乗客がわずか3.4人という低い水準になっていました。
すでに、代替えの道路の整備はできており、路線不通時の代行バスも円滑に走っていたということです。

ここまで利用者が減ったのは、沿線高校の閉校が響いています。
ローカル線の多くが、沿線高校生の通学の足としての役割を果たしており、昼間は1両の単行運転でも、朝の通学時間帯だけは3両以上の編成で運行するという路線も少なくありません。
このような路線は、鉄道が廃止になると、バスでの代替えが難しく、高校生の通学定期負担も大きくなることから、今のところ廃止には至っていません。

しかし、沿線の高校が廃止になった江差線のこの区間では、もはや利用する人自体が住んでいない状況だったと推測します。

鉄道が廃止になると、さらに沿線の過疎化が進むと予測しますが、すでに鉄道事業を運営する水準の利用数ではなく、廃止も止む無しというところです。

4月28日には臨時列車「えさし号」が運行されました。

私は約30年前に乗車したっきりになっていましたが、この区間の最後を見届けに訪問したいと思います。